新潟のつかいかた

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新潟県のおいしい和菓子!
老舗の銘菓から
個性派和スイーツまで
地元情報誌が選ぶ9品 | Page 3 Posted | 2023/11/28

ほかにはない唯一無二! 個性派和菓子3選

【 和菓子7 】

リアルなビジュアルにビックリ! 村上ならではのユニークな落雁
〈早撰堂菓子店〉

〈早撰堂菓子店〉の〈鮭の切身落雁〉
村上市の特産品である鮭をモチーフにした〈鮭の切身落雁〉(300円)。

江戸時代から続く和菓子の老舗〈早撰堂菓子店〉の名物は、まるで本物の鮭のような〈鮭の切身落雁〉。型押しして乾燥させた落雁(らくがん)は、周りは硬いですが、口に入れるとほろりとくずれてスッと溶けていきます。中には上品な甘さのこしあんが入っていて、落雁との相性も抜群です。

〈早撰堂菓子店〉の外観
町屋再生プロジェクトの第1号で、国の登録有形文化財にもなっている建物にも注目を。

落雁のほかにも、昔ながらの製法で作る最中やまんじゅう、葡萄羹(ぶどうかん)など村上の銘菓がそろっているので、ぜひお土産選びに立ち寄ってみてください。

Information

【早撰堂菓子店】
address:新潟県村上市大町3-5
tel:0254-52-2528
access:JR村上駅より車で約5分
営業時間:8:30~18:00
定休日:日曜(3月~10月は第4日曜営業)
駐車場台数:なし 席数:なし

【 和菓子8 】

とぼけた表情が愛らしい水原の伝統和菓子〈御菓子司 最上屋〉

〈御菓子司 最上屋〉の〈三角だるま最中〉
〈三角だるま最中〉(1個170円)。愛嬌たっぷりで地元でも人気者です。

創業は大正時代、約80年の歴史を持つ〈御菓子司 最上屋〉。ツンととがった特徴的な形の〈三角だるま最中〉は、阿賀野市(旧水原町)の郷土玩具「三角だるま」がモチーフで、包み紙にも描かれただるまの顔がユーモラス。もなかにたっぷり詰まったシソ入りの白あんは、ほんのり塩気を感じる爽やかな味わいです。

包み紙が赤と青の2種類の〈三角だるま最中〉の箱入りパッケージ
箱入りもあり、和紙を使った箱にぎっしりとかわいらしいだるまが詰まっています。

旧水原町の民芸品として古くから親しまれている三角だるまは、何度でも起き上がり、物事の成功を願うシンボル。縁起物としてプレゼントにも喜ばれそうですね。

Information

【御菓子司 最上屋】
address:新潟県阿賀野市中央町2-11-11
tel:0250-62-2206
access:JR水原駅から徒歩約15分
営業時間:9:00~19:00
定休日:水曜
駐車場台数:なし 席数:なし

【 和菓子9 】

小千谷の花火玉を模した、色とりどりのボンボンようかん
〈本丸池田屋〉

〈本丸池田屋〉のボンボンようかん
〈玉花火 玉皮入〉(9個入り2500円)。花火の里ならではの見た目も楽しめるスイーツです。

創業から120年以上続く老舗羊羹屋〈池田屋〉。看板の〈玉花火〉は、日本最大の四尺玉が打ち上がる、小千谷市の「片貝まつり」の花火玉をイメージして開発された、色鮮やかな丸いようかんです。包装しているゴムを爪楊枝でつついて破ると、中身がつるんと出てくる楽しい仕掛けも人気の秘密。素材の味を大切にした上品な甘さで、赤小豆、柚子、抹茶、白インゲン、イチゴの5種類が味わえます。

〈本丸池田屋〉の店内
代々伝わる製法を守り続けてつくる〈煉羊羹〉や、小豆とカカオ豆を配合した〈ショコラ羊羹〉など多彩な羊羹がそろっています。

本物の花火の5号玉皮を使用したパッケージもユニークで、まさに唯一無二のお土産にぴったり。毎年9月にある祭りの時期に合わせて、訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

【本丸池田屋】
address:新潟県小千谷市片貝町6293
tel:0258-84-2004
access:JR来迎寺駅から車で約7分
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜
駐車場台数:なし 席数:なし

伝統の味から進化する和スイーツまで、多彩な和菓子の旅へ

食べてみたい和菓子は見つかりましたか? こだわりの素材や製法で生まれる伝統の味から、地元で広く認知されている銘菓、豊かな発想でどんどん進化する和スイーツまで、県内には多彩な和菓子がまだまだたくさん。そんな個性豊かな和菓子を探す旅に出かけてみるのもいいかもしれません。

*価格はすべて税込です。

credit edit:Komachi編集部