新潟のつかいかた

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カツ丼、から揚げ、
イタリアンの様子が違う!
東京では通じない新潟グルメ Posted | 2020/04/25

「カツ丼」、「から揚げ」、「イタリアン」。日本全国どこでも食べられている料理の名前ですが、新潟ではどうやら他の地域と様子が違うようです。

新潟で注文すると、思っていたのと違う料理がでてくるかもしれない。そんな新潟ローカルグルメについて紹介します!

新潟でカツ丼といったら「タレかつ丼」

タレかつ丼

カツ丼といえば、ご飯の上にトンカツと玉ねぎを割り下で煮込んで卵でとじたものを想像しますが、新潟のカツ丼は卵とじでも、ソースをかけたものでもありません。新潟でカツ丼といえば、揚げたてのトンカツを甘辛醤油ダレにくぐらせてご飯の上に乗せた「タレかつ丼」です。

キャベツやレモンといった添えものはなく、非常にシンプルな見た目です。これは誤魔化しがきかないともいえます。
甘辛く味つけされたサクサクのトンカツが、新潟のおいしいご飯と最高にマッチして食が進みます。

また、長岡市では〈洋風カツ丼〉というご当地メニューも存在。洋風カツ丼は、どんぶりではなく平皿に盛られたご飯の上にトンカツが。ケチャップやデミグラスソースでいただきます。ちなみに、こちらは洋風らしくフォークで食べるそうです。

新潟でから揚げといったらカレー味の「半身揚げ」も

半身揚げ

「から揚げ」と聞いて想像するのは、鶏のモモ肉に醤油や生姜などで味つけをし衣をつけて揚げたものですよね? しかし新潟では、鶏の半身にカレー粉と塩で味をつけ豪快に揚げた〈半身揚げ〉もまた、から揚げとして定着しています。

この半身揚げは、「新潟市民の認知度100%」を謳う鳥専門店〈せきとり〉が発祥。下越地方で一般的な鶏の食べ方として定着し、今では新潟各地で食べられるようになったとか。子どもにも親しみやすいカレー味で、新潟ではクリスマスに家で食べる定番料理にもなっているそう。さすがカレー好きなだけあります。

半身を丸ごと揚げるので、モモ肉だけでなく、ムネ肉や、手羽先、ナンコツ、ぼんじりなど、さまざまな部位を余すことなく楽しむことができるのも大きな魅力。お酒のつまみにも合いそうです。

新潟でイタリアンといったら「トマトソースがかかった焼きそば」

イタリアン

イタリアンといえばパスタやピザ、リゾットなどに代表されるイタリア料理の総称ですよね。しかし新潟では焼きそばにトマトソースがかかった「洋風焼きそば」のことを指します。このネーミングは考案者で当時の〈みかづき〉会長が、喫茶店で食べられていたナポリタンに対抗してつけたそう。

太めの中華麺をキャベツ・もやしとともにソースで炒めた焼きそばに、特製トマトソースをかけて、しょうがを添えたら完成です。

新潟では〈みかづき〉と〈フレンド〉が〈イタリアン〉の二大巨頭。〈みかづき〉がトマトソースに白しょうがを添えてフォークで食べるのに対し、〈フレンド〉はミートソースに紅しょうがを添えてお箸で食べるなど、少しずつ違いがあります。食べ比べもおもしろそうですね!

カレーがのった〈カレーイタリアン〉やホワイトソースの〈ホワイトイタリアン〉、イタリアを冠しながら焼きそばにエビチリをのせた〈エビチリイタリアン〉などのバリエーションも誕生。もはや「イタリア」は関係ありません。

そんな〈イタリアン〉発祥のファストフード店〈みかづき〉が1号店を開いたのが〈万代シテイ〉です。こちらの誕生秘話にも魅力がいっぱいです。

お取り寄せでテーブルを新潟一色に!

今回紹介したこれらのご当地グルメは、新潟の逸品を取り扱ったECサイト「新潟直送計画」でお取り寄せも可能。たとえ新潟に行けなくても、気になる料理があったらぜひ注文してみましょう!