うだるように暑い夏、ひと休みしたいときに恋しくなるのは、やっぱりひんやり冷たくて甘いものですよね。今回ご紹介するのは、世代を問わず愛され続ける夏のスイーツ、かき氷。
日本の夏らしい和の風情を感じるかき氷ですが、素材にとことんこだわった華やかなものから、まるで洋菓子のような趣向を凝らしたものまで、近年ではさまざまなかき氷が登場しています。新潟に来たらぜひ立ち寄りたい、絶品かき氷をご紹介します。
2021年7月情報追加・更新
厳選した和の素材が織り成すハーモニー。老舗和菓子店のかき氷
【 かき氷1 】
和菓子店がつくる果肉感たっぷりなイチゴミルクは絶品
〈あやこや〉
こちらは柏崎市の新たな観光スポットとして注目が集まる複合施設〈haconiwa〉内にあり、同市の郷土菓子といえる「綾子舞」を販売する和洋菓子店〈綾子舞本舗タカハシ〉が手がけるパティスリーです。
店内のカフェスペースでは、しっかりと果肉を感じるイチゴソースをかけた「越後姫のミルクかき氷」と、ふっくらと炊きあげた粒あんの甘みと抹茶の苦味が絶妙な「抹茶ぜんざい」の2種類のかき氷を提供しています。どちらも老舗菓子店の技が生きた自家製ソースが決め手です。
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【 かき氷2 】
軽い口溶けと濃厚イチゴシロップに夢中〈菓子工房 miyoshiya〉
明治時代から糸魚川市で菓子づくりを続ける老舗〈御菓子 三好屋〉がリニューアルして誕生したこちらは、伝統の技を生かしながらも現代的な和洋菓子を提供する菓子工房です。広々としたカフェスペースでは、ふんわりと削った氷の上品な口溶けが楽しいかき氷を楽しめます。
桃やマンゴーといった季節のフルーツや、抹茶、黒蜜きな粉といった和風テイストまで、フレーバーは多彩ですが、なかでも注目は、越後姫の存在をしっかりと感じられるほどの濃密シロップがたっぷりとかかった「イチゴかき氷」。軽い口当たりの氷と濃密なシロップの相性が抜群です。
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【 かき氷3 】
新潟に根ざした新旧の味を追求
〈甘味 丸屋茶寮〉
新潟を代表する和菓子店である〈丸屋本店〉は、創業140年を超える老舗。こちらで味わえるのは、和の素材にとことんこだわった、豊かな味わいのかき氷です。
佐渡の海洋深層水でつくるふんわり氷がまとうのは、抹茶を使った濃いめの自家製シロップ。ふっくら炊き上げた北海道産の大納言と合わせて食べれば、爽やかで上品な苦味とやさしい甘みのハーモニーがたまりません。老舗和菓子店ならではのこだわりを、暑さを忘れて楽しみましょう。
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【 かき氷4 】
古民家喫茶で味わう濃密な果実味
〈江口だんご 本店〉
古民家を再生した1階は販売スペース、2階には里山の風景を眺めながらゆったりとくつろげる喫茶室になっている〈江口だんご 本店〉。店内で手づくりするできたての団子や和菓子を求めて、たくさんの人でにぎわっています。
こちらで味わえるかき氷は、新潟の特産品でもあるイチゴ〈越後姫〉をぜいたくに使ったピューレが特徴。食べ進めると、氷の中にもピューレがたっぷり。シロップほど水気がないため、シャクシャクとした氷の食感を長く味わえるのもポイントです。
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【 かき氷5 】
ひんやり×もっちり! 名将にちなんだ名物スイーツ〈かなざわ総本舗 稲田本店〉
上越市といえば、かの戦国武将・上杉謙信で有名な地。敵対する武田信玄に塩を送ったという、義を重んじる人柄がよく表れたエピソードで知られる名将です。〈かなざわ総本舗〉の定番は、信玄との決戦に際し、将兵に餅を与えて士気を高めたという謙信の逸話にちなんだ銘菓「出陣餅」。夏になると、毎年好評の「出陣氷」が登場します。
極薄に削られたふんわり&しっとり食感の氷に出陣餅をトッピング。上品な甘さの黒蜜とヨモギソースをかけた、大人のひんやりスイーツです。ひんやり冷たい餅は、もっちりとしていて意外にも氷と相性抜群です。
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手がけるデザート系かき氷 】