「ラーメン王国」と名高い新潟県。上・中・下越と各エリアにご当地ラーメンが存在し、「新潟5大ラーメン」というワードをご存じの方も多いのではないでしょうか。
なかでも、下越エリアの新潟市は名店がそろうラーメン激戦区。それを裏づけるかのように、2022年2月に総務省が公表した昨年1年間の家計調査では、1世帯あたりの「中華そばにかけた外食費」で、新潟市が初の全国1位を獲得しました!
それを記念し、今回は編集部が本当におすすめする新潟市のラーメン店をご案内。スープにとことんこだわった淡麗系、ガツンとパンチのある濃厚な一杯、オリジナリティーが光る個性派までをピックアップ。見た目も味わいもハイレベルな14杯をお届けします。
2024年11月8日情報更新
絶品スープが全身に染みわたる! 行列必至の淡麗系
【 新潟ラーメン1 】ふくよかに広がる圧倒的な貝だしのインパクト!
〈麺屋 玄洋〉
貝だしの味わいに魅了されたというご主人が、「塩ラーメンを極めたい」と、試行錯誤を重ねた末にたどり着いた貝塩ラーメンを提供。アサリやムール貝といった貝類から出る濃厚なエキスをさらに引き立てるために、鴨だしとオマールエビをブレンドし、深いコクを生み出しています。口に運ぶたびに押し寄せる、だしの風味を存分に堪能してください。
「インパクトのあるラーメンをつくるために、常に挑戦を重ねています」とご主人。飽くなき探究心でラーメン道を突き進むご主人渾身の一杯を、心ゆくまで味わってください。
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【 新潟ラーメン2 】鶏と鴨のだしがダブルで押し寄せる!
並んでも食べたい話題の美麺〈中華蕎麦 采ノ芽〉
長岡や東京、栃木で修業を重ねたご主人が独立。鶏と鴨のだしが効いた「醤油そば」と、真鯛と金目鯛を炊き合わせた「塩そば」が2大柱。麺は京都の製麺所から取り寄せる特注麺。鶏油を仕上げに加えた「醤油そば」は、野生味を残しつつも繊細な風味が際立つ、奥深い味わいです。
「料理は視覚から」を信条に、盛りつけからテーブルの敷紙までこだわった、この一杯を存分に味わうための演出も魅力。フルオープンの厨房から届くライブ感と一緒に楽しんでください。
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【 新潟ラーメン3 】芳醇な香りのスープと合わせた、話題の杵打ち全粒粉麺
〈Noodle いたば〉
2024年5月に新潟市の南東にある秋葉区エリアにオープンした〈Noodle いたば〉。独自の杵打ち全粒粉麺が自慢で、加水率を極限まで高めたツルもち食感が早くも話題を呼んでいます。
こちらでまず味わいたいのは、ワイルドな麺と繊細なスープのハーモニーがたまらない「醤油煮卵RAMEN」。スープには〈にいがた地鶏〉、チャーシューには〈妻有ポーク〉を使うなど、妥協なく選び抜いた県産食材で究極の一杯を追求しています。さらに、かえしには5種のしょうゆをブレンド。麺の香りと風味を最大限に引き出していて、すするほどにおいしさが広がりますよ。
肉汁たっぷりの「妻有ポーク肉焼売」(2個250円~)や、「妻有ポークミニ角煮丼」(400円)など、ラーメンと一緒に味わいたい個性豊かなサイドメニューもお見逃しなく。
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【 新潟ラーメン4 】あっさりしつつも奥深い、貝だしラーメンの新星
〈らぁ麺 貝晴〉
県内の人気ラーメン店で腕を磨いたご主人が営む、貝だしが評判の〈らぁ麺 貝晴〉。鶏ガラと豚肉のほか、3種の昆布、鯛の頭、そして大量のアサリやシジミの旨みが凝縮しただしを使い、あっさりしつつも奥深い味わいに仕上げています。
トッピングのアサリが魚介の風味を増幅させ、ほのかに香るレモンの酸味がアクセントになり……と、食べ進めるほどに異なる味わいを楽しめるのも魅力。国産小麦を使った歯切れの良い特注麺は、スープとの相性も抜群です。
ラーメンのほかにも、大判で食べ応えのある「焼きワンタン」(3個260円)は、パリパリ食感が心地良く、ビールのおつまみにもぴったりですよ。
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