「ラーメン王国」と名高い新潟県。上・中・下越と各エリアにご当地ラーメンが存在し、「新潟5大ラーメン」というワードをご存じの方も多いのではないでしょうか。
なかでも、下越エリアの新潟市は名店がそろうラーメン激戦区。それを裏づけるかのように、2022年2月に総務省が公表した昨年1年間の家計調査では、1世帯あたりの「中華そばにかけた外食費」で、新潟市が初の全国1位を獲得しました!
それを記念し、今回は編集部が本当におすすめする新潟市のラーメン店をご案内。スープにとことんこだわった淡麗系、ガツンとパンチのある濃厚な一杯、オリジナリティーが光る個性派までをピックアップ。見た目も味わいもハイレベルな9杯をお届けします。
絶品スープが全身に染みわたる! 行列必至の淡麗系
【 新潟ラーメン1 】
まるで懐石料理さながら! 研ぎ澄まされた2種のラーメン
〈らぁめん 倉井〉

東京の名店で修業したご主人がつくり出す、鶏と魚介がベースの淡麗系ラーメン2種が自慢。「わんたん醤油らぁめん」は、名古屋コーチンや地鶏を炊いた琥珀色のスープと生揚(きあげ)醤油の芳醇な香りが際立つなかに、手づくりのワンタンが存在感を放つ一杯。

「ラーメンは日本料理」というご主人がつくる一杯は、見た目、香り、旨みの層……と五味・五感を刺激する懐石料理さながらのラーメンです。
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【 新潟ラーメン2 】
ふくよかに広がる圧倒的な貝だしのインパクト!〈麺屋 玄洋〉

貝だしの味わいに魅了されたご主人が、アサリ、鴨、カキを使った3種のラーメンを提供。「貝塩ラーメン」は、数種の貝と鴨のだしが凝縮されたスープに、コシと歯切れを両立した特注のしなやかな細麺がベストマッチ。幾重にも押し寄せる圧倒的なだし感が楽しめます。

「インパクトのあるラーメンをつくるために、常に挑戦を重ねています」とご主人。飽くなき探究心でラーメン道を突き進むご主人渾身の一杯を、心ゆくまで味わってください。
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【 新潟ラーメン3 】
鶏と鴨のだしがダブルで押し寄せる! 並んでも食べたい話題の美麺〈中華蕎麦 采ノ芽〉

長岡や東京、栃木で修業を重ねたご主人が独立。鶏と鴨のだしが効いた「醤油そば」と、真鯛と金目鯛を炊き合わせた「塩そば」が2大柱。麺は京都の製麺所から取り寄せる特注麺。鶏油を仕上げに加えた「醤油そば」は、野生味を残しつつも繊細な風味が際立つ、奥深い味わいです。

「料理は視覚から」を信条に、盛りつけからテーブルの敷紙までこだわった、この一杯を存分に味わうための演出も魅力。フルオープンの厨房から届くライブ感と一緒に楽しんでください。
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こってりフリーク必見の3店 】