コシヒカリ、日本酒、鮮魚、ラーメン……etc. 新潟県に来たらマストのグルメは数あれど、この時期にぜひ食べてほしいものといえば「へぎそば」。
へぎそばは新潟県の郷土料理のひとつで、ふのりという海藻をつなぎに使い、「へぎ」と呼ばれる四角い器にそばをひと口程度に丸めて盛りつけた、冷たいおそば。ツルツルとしたのど越しと、弾力のあるコシを楽しめる、新潟県民なら誰もがなじみのあるおそばです。
今回は県内でもへぎそばの2大聖地として知られる小千谷市と十日町市、さらにはへぎそば発祥の地といわれる魚沼エリアの9店をご案内します。
名店がずらり! 小千谷名物へぎそば3選
【 へぎそば1 】
時代に流されず守り続ける角屋流のふのりそば〈小千谷そば 角屋〉

明治22年(1889年)の創業以来、変わらない味を守り続ける老舗〈角屋〉では、水を使わず、ふのりだけでつないだコシのあるへぎそばを提供しています。小千谷で栽培したそば粉を石臼で挽き、ふのりを寒天のように濃密に煮ることで、つるりとしたのど越しとコシの強さを生み出しています。みごとな漆塗りのへぎに盛られたふのりそばは、何度食べても感動ものです。

削りたての本枯節を使った甘めのつゆも、こちらの代名詞。一切の妥協を許さず、脈々と受け継がれてきた伝統の味が、今日も多くのファンを魅了しています。
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【 へぎそば2 】
小千谷産のそば粉を自家製粉! 野菜も自家栽培するこだわりの味
〈小千谷の蕎麦処 須坂屋〉

小千谷市の郊外にある〈須坂屋〉は、地元の玄そばを仕入れて自家製粉し、ふのりと小麦粉を加えて、二八で打つのが特徴。つなぎや水分量をその時々の粉の状態によって微調整することで、ふのりそばならではののど越しの良さを引き出しています。そばは井戸から汲み上げた沸き水で打っていて、ほのかな甘みが感じられると評判です。

メニューは、創業から変わらずそばと天ぷらのみ。天ぷらに使う野菜も自家栽培にこだわり、先代から引き継いだ味を守り伝えることに力を注いでいます。
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【 へぎそば3 】
香りを重視したふのりそばを風情あふれる古民家で〈まるいち〉

小千谷市街から十日町市へ向かう山道に立つ〈まるいち〉では、地元産のそばを100%使い、一番粉とふのりのみで打ったそばが自慢。そばの香りを立たせるため、ふのりの量は控えめにしているのがこちらの特徴で、ツルリとした食感と、後を追うそばの上品な香りを楽しめます。
そんなそばを引き立てるつゆも、ご主人の自信作。地元の〈山崎醸造〉のしょうゆをブレンドして熟成し、利尻昆布や7種の削り節を加えることで、旨みが調和したまろやかな味わいに仕上げています。

ご主人の丁寧な仕事が光るそばを求めて、足しげく通うファンも多いのだとか。田園風景を眺めながらそばを手繰る、贅沢なひとときを過ごしてみてくださいね。
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