ルーツは新潟にあり! 街中華のインドカリー
ここでは、中華料理店でありながらインドカリーが評判の2軒をご紹介。
この2軒のご主人は、かつて新潟市中央区にあった〈広東飯店〉で修業されているのですが、実は広東飯店のご主人は、1964年の東京五輪で選手村の料理人として招かれたひとり。その際にインド政府派遣の料理人から習得したレシピをもとに、自身のお店でメニュー化し、さらに彼らがそのカレーの味をいまに受け継いでいるんです。
多くのカレー好きを魅了する街中華のインドカリー、そのルーツに思いをはせながらぜひ味わってみてください。
【 Curry 14 】
野菜の旨みが溶け込んだルウに豚肉がゴロゴロ!〈鳳龍飯店〉
五泉市で「街中華といえばここ!」といわれる名店。お客さんの7割が注文するという「カレーライス」は、創業当時からの名物。スパイスたっぷりなのにどこか懐かしさも感じられる辛口カレーには、ご主人が選カレー用に厳選した豚肉がゴロゴロと入っていて、満足度が高いと評判です。
野菜がルウに溶け込むほど煮込んだカレーは、リピーターが多いのも納得の味。ラーメンとのセットメニューもあるので両方食べたい人はぜひ。
Information
【 Curry 15 】
辛み、酸味、甘みのバランスが絶妙な本格カレー〈中国料理 華園〉
広東系の中華料理を手頃な価格で楽しめる三条市の人気店。こちらで味わえるカレーは、肉や野菜、米まで地元・下田産にこだわった一品。20種類以上のスパイスと、フレッシュトマトや玉ねぎを使用し、キレのある辛さと野菜のコクを感じられる味わいに仕上げています。辛みと酸味、ほんのりとした甘みのバランスが絶妙です。
ご夫婦の明るい接客も気持ちよく、おなかも心も満たされるはず。ぜひ、三条市を訪れた際には足を運んでみてくださいね。
Information
新潟のカレー愛をご堪能あれ
いかがでしたか? スパイスの組み合わせや素材選び、つくり方によってまったく異なる味わいに仕上がるカレーは、知れば知るほど奥深いもの。今回紹介したのは、どこも店主の深いカレー愛を感じるお店ばかりです。「こんなカレーがあったんだ!」と驚くような、新たな味との出会いを求めて、新潟カレーを堪能してみませんか。
*価格はすべて税込です。
credit edit:Komachi編集部